結論:うまくいかない原因を切り分け、ひとつずつ直すと立て直せます
レッスンがうまくいかない日は、だれにでもあります。大切なのは、自分を責めることではありません。「何が、どこで、つまずいたのか」を切り分けることです。原因が見えれば、直し方も見えてきます。
まず「うまくいかない」を分けて考える
「うまくいかない」と一言で言っても、中身はいろいろです。次の3つに分けてみましょう。
- 伝え方の問題:言葉が相手に届いていない
- 進み方の問題:内容がむずかしすぎる、または簡単すぎる
- 関係の問題:相手がきんちょうしている、安心できていない
どこでつまずいたかが分かると、次の一手が決まります。まずは深呼吸して、3つのどれかを考えてみてください。
その場でできる、立て直しの手順
うまくいかないと感じたら、無理に進めないでください。立ち止まる勇気が、結果として近道になります。
- 手を止めて、相手に聞く:「今、どこが分かりにくいですか」とたずねる
- 一段やさしくする:今より小さな目標に切りかえる
- できている所をほめる:1つでよいので、できた点を言葉にする
- 時間を区切る:「あと5分やってみましょう」と短く区切る
相手が「分からない」と言えるふんいきを作ることが、いちばん大事です。
自分を整えることも、立て直しの一部
うまくいかない原因が、教える側の体調や気持ちにあることもあります。声がかれていたり、つかれていたりすると、説明もうまくいきません。
- 前の日によく眠る
- レッスンの前に水を飲む
- 声を使いすぎたら休ませる
なお、のどに痛みや強い不調が続くときは、無理をしないでください。早めに耳鼻科などの専門機関へ相談してください。
教えるときに役立つこと
うまくいかないレッスンは、教える人にとって学びの宝庫です。失敗を「次への材料」と考えると、力がついていきます。
おすすめは、レッスンのあとに短いメモを残すことです。
- 今日うまくいかなかった場面
- そのときに試したこと
- 次に変えてみたいこと
この3行メモを続けると、自分の「直し方の引き出し」が増えます。うまくいかない日を記録に変える人ほど、教える力が育ちます。一人で悩まず、仲間や先輩に相談するのも、りっぱな対処法です。
さいごに
うまくいかないレッスンは、失敗ではありません。原因を切り分けて、ひとつずつ直していく練習の場です。今日の「うまくいかない」が、明日のあなたの強みになります。
声を教える仕事に向いているか気になった方は、適性診断で確かめてみてください。あなたの今ある強みが、きっと見つかります。
よくある質問
- レッスン中に頭が真っ白になったら、どうすればいいですか
- まず手を止めて、相手に「今どこが分かりにくいですか」と聞いてみましょう。一段やさしい目標に切りかえると、落ち着いて立て直せます。
- 毎回うまくいかなくて自信がなくなります
- うまくいかない日はだれにでもあります。レッスンのあとに3行のメモを残し、次に変える点を1つだけ決めると、少しずつ直し方が身につきます。一人で抱えず、仲間に相談するのも有効です。
- 生徒さんがきんちょうしている時の対処は
- できている所を1つほめて、安心できるふんいきを作りましょう。時間を短く区切ると、相手の気持ちも軽くなります。
